「ブルードラゴン」

東京芸術劇場中ホール
14:00

• ロベール・ルパージュ演出『ブルードラゴン』目の眩むような時空は、テクノロジーと地道な人力の融合。巨大にうねる環境・中国。そこでひととき並びあう三本の線。「何を語るか」と「どう語るか」が融け合っているからか、物語への思いとマジックへの驚きとを、自然に共存させて観ていた。

• ルパージュ。あの感覚は何だろうと改めて考える。三次元のはずのものが二次元に見えて、しかも異様に生々しい。3D映画ならぬ、2D演劇。間違いなくいま目の前にあり、しかしこちらから遠く断絶した、覚めて見る夢のような時空。そういえば、KERAさんも時々ああいう映像の使い方するかも。