水平線ログ

主にTwitterでの観劇感想ログ置き場です。ほぼ箇条書き。 ただいま抜けていた2016-2020のログを少しずつ転記中。

2015-01-01から1年間の記事一覧

「バック・トゥ・ザ・フューチャー in コンサート」

2015.11.23. 17:30 東京国際フォーラム ホールA ・劇伴オーケストラパートを映像に合わせて隅から隅まで生演奏。あまりに完璧、けれどまぎれもなく生演奏。圧巻。生オケと映画音源(Power of Loveなど)がほぼ交互に来るのですが、構成上、作中一箇所だけ両…

Almeida Theatre「Bakkhai」

2015.9.16 20:00 Almeida Theatre イギリス旅行中の観劇。 ・昨夜はアルメイダでBakkhai。観られてよかった。目が合う演出。アカペラコーラス。人間じゃないウィショー(腰が綺麗)。対峙するペンテウス他を演じたバーティ・カーヴェルの力に打たれた。どの…

劇団四季「アラジン」

2015.8.23 13:00 大同生命ミュージカルシアター 電通四季劇場[海] ・ジ、ジーニーは実在した。チャーミングが服を着て歩いていた。そういえばこの魔人、元から一番舞台的なキャラかもしれず。そんなジーニーのショーマンシップを作品精神の軸にもして、映…

オックスフォード大学演劇協会「ロミオとジュリエット」

2015.8.22. 13:30 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール ・ロミオほか数人の男性役を、女性が演ずる女性役とした上演。演出意図としては、戯曲で描かれる各種プレッシャーがほぼ効果を成さない現代において、新たなプレッシャーとして同性愛が取り入れられたとの…

ディズニー・イン・コンサート「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」

2015.8.8. 18:00 東京国際フォーラム ホールA ・こうしたコンサート初めてでどんな感じかドキドキしていたら、劇伴を本当に隅から隅まで余すところなく生演奏、ひ、ひゃああ。ダニー・エルフマンが身体の使い方までジャックで、映像と生とでジャックが文字通…

NT Live「ザ・オーディエンス」

・余韻。公にして私の対話、君臨と統治、過去から今へと連なるたしかな時間。こうした会話劇をストレートにやって飽きさせない手腕たるや。歴史的なところはぼんやり予習して、でも分かりきらなかった部分をやはり知りたくなってその後できればもう一度、と…

「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」

2015.5.12. 19:00 OFF OFFシアター ・文学座・浅野雅博&石橋徹郎による下北のOFF OFFを一ヶ月借りて何かやろうよ企画ふたたび。少年二人の夏の日の『モジョ ミキボー』世界から、男二名のいつどこともしれない「ハムレット」のみじめな隅っこワールドへ。 …

「デスノート THE MUSICAL」

2015.4.27. 12:30 日生劇場 ・何年も前に原作第一部を途中まで読んだきりという半端知識状態での観劇。原作の、互いに互いの広げる網の目をかい潜るような頭脳戦・心理戦はごく簡潔に切り詰め、情緒的な部分をダイナミックに。その仕方が潔く、旋律で綴るひ…

ラフィングライブ「パパ、アイ・ラブ・ユー!」

2015.4.17. 19:00 博品館劇場 ・ダメ元で挑んだ抽選当日券をゲット。見てて極楽やりゃ地獄、の一言一句一挙手一投足間違うと倒壊するレイ・クーニーの笑劇を、顔を知らずとも声は聞いたことがありすぎるキャストによる旗揚げユニットで。何度か観ている作品…

映画「幕が上がる」

・『幕が上がる』見てよかった。なんでもないところで泣きそうになってしまったのは、自分が演劇に憧れつつも結局その外側にとどまった人間だからだろうか。黒木華がいい。舞台の人。それがどこまでも行けるまばゆい力、或いは道を踏み外す悪魔的ないざない…

「ラ・カージュ・オ・フォール 篭の中の道化たち」

(観劇日時不明) 日生劇場 ・『ラ・カージュ・オ・フォール』30周年、遂に初見。連れ添って20年のゲイクラブトップスター&オーナーのカップルとその息子、とその恋人とその保守派のご両親、をめぐる暖かで幸せなドラマ、をすべて包み込み輝くアルバン&ジ…

シス・カンパニー KERA meets CHEKHOV「三人姉妹」

2020.2.17. 13:00 Bunkamura シアターコクーン ・水がギリギリまで注がれたコップを胸元に抱えて歩いているような、そういう人ばかり出てくる。日々の中で音もなく限界に至った水は不意に激しく溢れて辺りを濡らし、少し水の減ったコップを抱えてまた歩く。…

世田谷パブリックシアター「マーキュリー・ファー Mercury Fur」

2015.2.8. 13:00 シアタートラム ・昼の『マーキュリー・ファー』が不意によみがえる。耳を塞ぎたくなる言葉の残虐、目を覆いたくなる体の残虐。機能を失いつつある世界で、ガラス片を裸足で踏むような日々を、ひしゃげ砕けた愛のいびつな一欠片をよすがに生…