「ラ・カージュ・オ・フォール 篭の中の道化たち」
(観劇日時不明)
・『ラ・カージュ・オ・フォール』30周年、遂に初見。連れ添って20年のゲイクラブトップスター&オーナーのカップルとその息子、とその恋人とその保守派のご両親、をめぐる暖かで幸せなドラマ、をすべて包み込み輝くアルバン&ジョルジュの熾火のような愛。ごちそうさまです。
・アルバンがジョルジュにべた惚れなようでいて案外ジョルジュのほうが…な関係性にキュンとせずにおられようか。気まずい説得をする為にアルバンを連れ出したはずがいつしか、今も君にどんなに惚れているかを語り出してしまう。「砂に刻む歌」いいナンバーだったなあ。
・カーテンコールで、きらびやかな「お姉さま」たちが次々に衣装を脱いでシンプルなシャツとズボン姿になる演出にどきりとした。ジョルジュとアルバンもステージ衣装は着ない。「正直に生きていたいから/嘘の姿に身をやつし/ガラス玉/ダイヤより/よく光るでしょう」。