大人計画「母を逃がす」
本多劇場
19:00
- これから本多劇場へ。思えば、大人計画を生で観るのは今日が初めて。演劇と出会ったばかりのころに名前を覚えた劇団なのに、今まで生観劇してこなかったのは我ながら不思議。なんとなくタイミングを逃がしてしまっていた。そういうもの、思えば他にも色々。
- 大人計画『母を逃がす』宮藤官九郎のちょっとした仕草がいちいち気怠くて、なんというか、色気。目深帽子&くわえ煙草が誰かに似てると思い、辿りついた答えは次元大介であった。松尾スズキのあのクネクネヌルヌルした動きは多分、世界中探しても松尾スズキしかできない。
- 形式はまるで違うのに、先日観たピーピング・トム『ヴァンデンブランデン通り32番地』と不思議に繋がるものを感じる。行き詰まりの感覚。閉鎖されたコミュニティの更なる閉鎖空間「小屋」。それぞれの出自を匂わす均一でない話し言葉。くすんだ色の土地、唐突に流れ出す原色の音楽。