東京演劇集団風「ハムレット -to be or not to be-」
レパートリーシアターKAZE
14:00
- 東京演劇集団 風『ハムレット -to be or not to be-』グルグルと動かされるショウケースのようなセット、白い少年たちと黒い男たち、人ひとりがすっぽりと収まる水の満たされた水槽。目に焼きつくビジュアルがそこかしこに。
- ボローニアスの件についてハムレットがクローディアスから詮議されるシーン、ほとんど暴力沙汰のような演出になっていて思わずぎょっとする。懺悔シーンを過ぎたあとのクローディアスは「神を棄てた男の暴走」といった趣で、ぞくり。
- 懺悔シーンで一箇所、イリュージョン的な仕掛け。「意味」を悟るより先に、理屈じゃなく体が驚いて反応してしまった。客席全体がギャッ!となるあの空気。こういうのも含めての(あっての)ナマの楽しさなんだなあ、と改めて思う。