水平線ログ

主にTwitterでの観劇感想ログ置き場です。ほぼ箇条書き。 ただいま抜けていた2016-2020のログを少しずつ転記中。

「まちがいの狂言」

世田谷パブリックシアター
19:00

  • SePT『まちがいの狂言』客席に入った途端、「ややこしや」を主言語とする生物がわらわらわらわらとお出迎え。彼らに手を振られる人あり、席を奪われる人あり、荷物をいじられる人あり。ややこし語(?)で彼らとコミュニケーションを試みる人もいたり。爆笑。
  • そんな彼らによって暖まった客席はそのまま本編へ。キャッチフレーズ通りのややこしい話、舞台装置と面を用いたシンプルで美しい見せ方で、決してこちらを置いていかない。ドタバタの果てに流れ着く大らかな結末も含めて全編、喜劇の、演劇の幸せな「おまつり」性がたっぷり。
  • とうに言われ尽くしていることだろうとお恥ずかしく思いつつ、実感として。シェイクスピアの「独白」…身の上話やら今の自分の状況説明やら…は、狂言の形とえらく相性が良いのかも。違和感がない独白って、結構クリアしづらい問題な気がするのですが、狂言ではなんだか自然。