2011-01-17 葛河思潮社「浮標」 長塚圭史 神奈川芸術劇場大スタジオ 18:30 葛河思潮社『浮標』プレビュー。息がつけない熱量。七十年前に書かれた言葉の力強さが、隔てた時をものともせずに白熱する。肉体から出た言葉が迫って来る。誠実に誠実に、痛いほどの実感とともに。 美術。やる側としては苛酷かもしれず、しかし生身の人がそこにいる、というのを否応なしに分からせるような。光の中で、ぜんたいがくっきりと浮き上がって見える。 田中哲司…恐るべし…。いえ、全体に巧い方ばかりなんですが。峯村リエとかもう、どこに瑕を見つけられようか(反語)。