水平線ログ

主にTwitterでの観劇感想ログ置き場です。ほぼ箇条書き。 ただいま抜けていた2016-2020のログを少しずつ転記中。

「若おかみは小学生!」

 ・映画『若おかみは小学生!』TV視聴。
幻想と現実が溶け合った日々の中「死」と向き合う表現に涙腺がちょっとやられる。おっこが女将として立派な行いをするたび(ウッそうはいっても子供である…子供を何よりまず子供として扱ってあげておくれ…)となっていたら水領さんがその辺を全部担う構造だった。

 ・そしてあのデフォルメきいたキャラクタービジュアルの中にありながら異様なほどのリアリティを放つ眼鏡の屈折表現。噂には聞いていたもののすごかった…。

 ・子供のための作品として、子供が(ファンタジックなほどに)自分の力で大業を成すさまを描くことで勇気や自己肯定感を育むことと、しかしその描写が子供を「保護されるべき存在」から外していってしまうこととの裏表を考えてしまったりした。

 ・子供が、社会的な意味での「子供」であることからほぼ解放されたコミュニティで大人顔負けの活躍をするなら素直に見られるんだけど(ひょっこりひょうたん島とかフィニアスとファーブとか)おっこは思いきり大人社会の中で活動しているのでその辺が引っかかってしまった感。己の固定観念だろうか…。例で思い浮かんだ2作品が例として適切かどうかさっぱり分からぬ!