水平線ログ

主にTwitterでの観劇感想ログ置き場です。ほぼ箇条書き。 ただいま抜けていた2016-2020のログを少しずつ転記中。

谷賢一

DULL-COLORED POP「アンチフィクション」

2020.7.26 13:00 「観劇三昧」のシステムを使ったライブストリーミング(期間限定アーカイヴあり) ・DULL-COLORED POP『アンチフィクション』ライブ配信で。いま、物語[フィクション]を語れるのか。劇作家・谷賢一が懊悩する劇作家の台詞を書き、自らの身体…

Théâtre des Annales「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」

2016.3.5. 14:00 SPACE 雑遊 正式タイトル: 『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行 ──"およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことに…

DULL-COLORED POP番外公演「プルーフ/証明」

2014.5.31 13:00 サンモールスタジオ ・谷賢一翻訳・演出版、再々演。初見。観てよかった。観られてよかった。灼けつくような痛みをもって触れ合う人々、澄んで横たわる数学の世界。戯曲もそして演出も、シンプルで、身近で、強靭な、四人の会話劇。 ・劇作…

DULL-COLORED POPプロデュース「最後の精神分析 -フロイトvsルイス-」

日暮里d-倉庫 14:00 ある種のいい作品には、祈りの瞬間があるように思う。白く眩しく澄み渡った、対象も、ときには願い事すらも定かでない、大きな祈りがあるように思う。 ラストシーンのフロイトを、木場勝己を思い出すと、今も身体が震えそうになる。あん…

劇作家協会公開講座「SHINSAI Theatres for Japan in Tokyo」

座・高円寺2 第一部/15:00 第二部/18:00 今年の3月11日、ニューヨークの演劇人たちが企画した、日本と日本の演劇人の為のリーディング公演。それをほぼそのままの形で紹介した今公演は、自他の立ち位置、必然的な距離感、日本演劇は何をなせるか等々、ま…

「モリー・スウィーニー」

世田谷パブリックシアター 13:00(観劇直後のツイート) 『モリー・スウィーニー』勢い任せにフライング一言。あとでまたきちんと書きます。 ライス医師の訛りを、文字では表せない、「いわゆる訛り」でもない「話し方」で表現する方法に目からウロコ。翻訳…

Theatre Polyphonic「悪魔の絵本」

サンモールスタジオ 14:00 Theatre Polyphonic『悪魔の絵本』。書くことについて、それから、何かを「上手に失うこと」ができなかった人についての物語。谷演出でない谷作品は初めて観たので不思議な感じ。あるシーンでゆるゆると「彼」の背に手を伸ばす岡田…

「Project BUNGAKU 太宰治」

八幡山ワーサルシアター 19:00 『Project BUNGAKU 太宰治』。カラフルでヴィヴィットでシャープな太宰×4(1本約20分)。中でも狂騒とシラケが腕組んで踊ってるようだった『人間失格』が大好き。制作の手際の良さにも惚れ惚れ。 実は今回扱われた作品群、触れた…