水平線ログ

主にTwitterでの観劇感想ログ置き場です。ほぼ箇条書き。 ただいま抜けていた2016-2020のログを少しずつ転記中。

キャラメル

キャラメルボックス「あなたがここにいればよかったのに」

2014.3.8 18:00 サンシャイン劇場 ・恋人からプロポーズされたばかりの女性の前に現れた、未来を言い当てる不思議な男。女性をとりまく人間関係から浮かぶ、ほんとうに相手を信じることについて、互いを知ることについて、「やり直す」ことについて。 ・中盤…

キャラメルボックス「盲目剣谺返し」

サンシャイン劇場 19:00 『盲目剣谺返し』だけ観て撤収。流石に一時間、切って貼って詰めた感濃いものの、殺陣好きとしては短い中でも凝った殺陣を味わえたのが嬉しい。大内厚雄のしなやかな身体で示す「盲目の」剣。音のない第一のクライマックスと、声のな…

キャラメルボックス「広くてすてきな宇宙じゃないか」

サンシャイン劇場 14:00(River) 15:30(Forest) 19:00(Slope) キャラメルボックス『広くてすてきな宇宙じゃないか』/サポーターズクラブ結成20周年を記念し、ハーフタイムシアター(約1時間の作品)の代表作を3パターンのキャストで一挙上演というお…

キャラメルボックス「アルジャーノンに花束を」アクアキャスト

サンシャイン劇場 19:30 キャラメルボックス『アルジャーノンに花束を』/一部ダブルキャストが気になりもう一度、今回は「アクア」。タイプの違う俳優陣によるチャーリイとアリスは、イグニスとは思いのほか異なる感触。抑制のきいたやわらかな芝居に透明感…

キャラメルボックス「アルジャーノンに花束を」イグニスキャスト

サンシャイン劇場 14:00 キャラメルボックス『アルジャーノンに花束を』/原作はかのダニエル・キイス。舞台版脚本はすでに菊池准による版があるが、今作はそれではなく、座付の成井豊による版。形式と内容を不可分にするあの「文体」をある程度そのまま朗読…

キャラメルボックス「無伴奏ソナタ」

東京グローブ座 19:00 キャラメルボックス『無伴奏ソナタ』/オーソン・スコット・カードの同名SF小説の舞台化。シルヴァーバーグ、ブラッドベリ、マキャフリイ等の何本もの名作SFに敬意を表してきたこの劇団に、新たなる定番レパートリーとして加わりそうな…

キャラメルボックス「ヒア・カムズ・ザ・サン」

サンシャイン劇場 19:00 キャラメルボックス『ヒア・カムズ・ザ・サン』/ハーフタイムシアター二本立ての一本。こちらは新作。見えてしまう男と、見えること/知ること。いつもの明るさの向こうに、確実に高まってきている苦み。解決しない物語と、その上で…

キャラメルボックス「賢治島探検記」

サンシャイン劇場 14:00 キャラメルボックス『賢治島探検記』/いま、真摯に「物語る」ということ。路上でできる演劇というコンセプトで出発したこの作品は、俳優と少しの(日常的な)道具だけでどこででも上演できる作り。宮沢賢治の言葉を地の文も含めそのま…

キャラメルボックス「水平線の歩き方」

サンシャイン劇場 18:00 キャラメルボックス『水平線の歩き方』/広い空間にポツリと置かれた、この劇団にしては妙に具象的な「部屋」は、それ自体が一つの仕掛け。時空間を飛ばすいつもの手法も、違う意味合いを帯びている。若くはない一人の男の、小さな追…

キャラメルボックス「夏への扉」

ル・テアトル銀座 19:00(震災直後の中止になったステージの振替として、本来の楽日より後に追加されたステージでした) 『夏への扉』入場。薄明かりのロビーに、出演していないキャストがずらり。あたたかい。 開演前、前説に立った製作総指揮は言った。「…

キャラメルボックス「サンタクロースが歌ってくれた」

サンシャイン劇場 14:00 キャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた』弾けるような勢いで押しまくっていた「10days」に対し、バランスの良さと掘り下げの深さが魅力的な「本公演」。娯楽活劇として突き抜けていたのは前者だけれど、『サンタ』を味わ…

キャラメルボックス「サンタクロースが歌ってくれた 10days Limited Version」

サンシャイン劇場 14:00 キャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた 10days Limited Ver.』真っ正面からハッピーを叫ぶのは多分とても難しいことで、この劇団でさえ実は本当にそういう色の作品は数少ないと思う。その数少ない作品を、真っ当に真っ正…

キャラメルボックス「シラノ・ド・ベルジュラック」

俳優座劇場 19:00 キャラメルボックス『シラノ・ド・ベルジュラック』。誇り高く痛ましい若きシラノ。ほとんど崩れ落ちそうになりながらも、膨大な言葉を巧みに操り続けるシラノ・阿部丈二。5年後、10年後にもう一度、彼のシラノを観てみたい。